クラフトビール聖地の代名詞的存在 GRIFTER BREWING CO.(グリフター・ブリューイング)| MARRICKVILLE

クラフトビール聖地の代名詞的存在「GRIFTER BREWING CO.(グリフター・ブリューイング)」

シドニーでは言わずと知れた、クラフトビールの聖地「Marrickville(マリックビル)」。数多くの醸造所(ブルワリー)が軒を連ねるこの地で、ユニークなフレーバーのビールとアイコニックなロゴで不動の人気を誇るのが、今回ご紹介するTHE GRIFTER BREWING CO.(グリフター・ブリューイング・カンパニー)です。

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クラフトビールの聖地「マリックビル」

シドニー南西部の工場や倉庫が並ぶエリア「Marrickville(マリックビル)」。駅周辺を中心に高層レジデンスなどの開発が急ピッチで進んではいるものの、空き家や空き地も所々に点在しているので、未だ少々寂れた感も無きにしも非ず。

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そんなマリックビル。実はオーストラリアが国をあげて盛り上げている「クラフトビール業界」のトップランカーとして、ここ数年注目を浴びているエリアでもあります。倉庫街らしく大空間のある建物が林立しているので、大きなタンクを並べ、在庫を保管するスペースが必要なビール醸造所との相性はバッチリ。今では大小合わせて20軒近くのブルワリーがあるとか。

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シドニーは現在冬真っ只中ですが、春先から初夏にかけて、夫に付き合ってマリックビルのブルワリー巡りをしていた私。最近とんと更新がご無沙汰になっていましたが、当時の備忘録も兼ねてあるブルワリーについて書き留めておこうと思います。

アイコン的な存在「グリフター・ブリューイング」

Batch Brew Co.をはじめ人気のブルワリーが乱立するマリックビルの中で、「マリックビルのブルワリー」と聞いて必ず名前が上がるアイコン的な存在なのが、今回ご紹介する「The Grifter Brewing Co.(グリフター・ブリューイング・カンパニー)」です。

クラフトビール聖地の代名詞的存在「GRIFTER BREWING CO.(グリフター・ブリューイング)」

場所はマリックビルと「Newtown(ニュータウン)」のちょうど間にある、Enmore Park(エンモア・パーク)の目の前。ニュータウンの駅からもマリックビルの駅からも、そしてSydenham(シドナム)の駅からも徒歩20分は掛かるのでアクセスは少々悪めながらも、すぐ目の前にはバス停もあるので比較的訪れやすいロケーションです。

トラック搬入口のような通路を進んで行くと、元クリーニング工場だったというレンガ積みの建物の上には大きく「Grifter(グリフター)」のロゴが。近付いていくと賑やかな話声が漏れ聞こえてきて、徐々にテンションが上がります。

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街の酒屋さんでも普通に買えるグリフターのビール

今回この醸造所に訪れたのは、夫たっての希望から。グリフターのビールは街のボトルショップでもよく見かけますが、実はビール自体はそこまで夫に刺さらなかったそう。「缶ビールは普通だったけど、店の雰囲気が良さそうだし、Tシャツも欲しいから行ってみたい」ということで、またまたオリジナルグッズ目的の訪問です。

遊び心溢れる大人の社交場

工場ライクな外観ですが、店内に入った瞬間に、天井の高い開放的な空間、適度に抜け感のある遊び心溢れるインテリア、たくさんの人で賑わう活気のある雰囲気に、さらにテンションがぶち上がります。実はここを訪れたのは、2021年のシドニー大ロックダウン明けなので、感慨もひとしおです

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カップルや年配のグループ、ベビーカーで赤ちゃんを連れたお父さんやワンちゃん連れのファミリーまで、あらゆる種類の人達が入り混じって本当に楽しそう。間違いなく歴代訪れたブルワリーの中では、随一の雰囲気の良さです‥‥ロックダウン明けの開放感もあるのかもしれないけれど。

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お店の奥にはビリヤード台もあってプレイに興じるグループがいたり、仮装をした誕生日パーティの人達もいて店内はすごい熱気。ブルワリーでありつつも、人々が集う社交場のような、どこかパブっぽさも強い印象ですね。

個性的なフレーバーのクラフトビール

クラフトビール聖地の代名詞的存在「GRIFTER BREWING CO.(グリフター・ブリューイング)」

ブルワリーに訪れたら、何は無くともビール!ということで、まずはカウンターへ。夫は今まで何度か飲んだことがあるものの、私はほぼ初。店員さんにオススメを聞いたり、パネルを見て気になったものを中心にオーダーしました。因みにブルワリーの店員さんはフレンドリーな人が多いけれど、ここの店員さんのホスピタリティも最高でした。

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まずは色々試したいので、お約束のテイスティングトレイをオーダーしました。一般的に木製のサービングボードで運ばれることが多いテイスティングセットも、ここでは「トレイ」というだけあってお盆に載っています。お馴染みのグリフターのロゴも描かれていて、何気に可愛いです。

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Tasting Tray($12.00)

テイスティングトレイには140mlのポニーグラスが並び、それぞれのグラスにはたっぷりとビールが注がれているので、他のブルワリーよりも若干割安な気が。トライしたのは左からSerpens Kiss、Daisy Hazy Pale Ale、Big Sur、Omenの4種類です。

  1. Serpens Kiss – スイカ風味のピルスナー。爽やかでスッキリ感ありつつも、後味にほんのりモルトの香りが。Batchの方が苦味とスイカ味が効いていてバランスがいいかも?
  2. Daisy Hazy Pale Ale – 柑橘系のキリッとした酸味と苦味抑えめのフレッシュ感が印象的なビール。アルコール度数も低めで、キンキンに冷やして天気のいい昼下がりに飲みたいランチビール。
  3. Big Sur – ホップの苦味がガツンと強いWest Coast IPA。パンチのある苦味が最後まで続く割には、炭酸が抑えめだからか後味は意外にもスッキリ。
  4. Omen – コーヒーのアロマと風味を強く感じるOatmeal Sout。なめらかな舌触りとクリーミーな味わいでカルーアミルクっぽい美味しさ。しっかりとした苦味も。
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その後は気になったビールをちょこちょこmiddy(285ml)でいただきました。

Tシャツなどオリジナルグッズも外せない可愛さ

ブルワリー巡りの一環として我が家では恒例化しているのが、オリジナルグッズのショッピング。グリフターにもTシャツやフーディ、キャップからソックスまで様々なオリジナルグッズがショーケースに飾られています。

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左のお姉さんが着ているのがDaizy HazyのTシャツ

ショーケースを端から端まで吟味し最終的に夫が選んだのは、先程テイスティングトレイでも飲んだDaizy HazyのTシャツ。ユーズドっぽい燻んだイエローとダサ可愛なDaisyのキャラクターが可愛くて、接客してくれたお姉さんも着用していたものです。

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GRIFTER OG BLACK TEE($40.00)

ただサイズXXL以外は残念ながらソールドアウトということで、今回はスタンダードな黒地にオレンジのロゴが入ったTシャツに。ベタだけど、このオーソドックスなロゴTも可愛いですね。因みに若干小さめなサイジングなので、大きめを買うのがオススメ。

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今回は他のブルワリーも巡る予定だったので、これにて終了。本音を言うと、ビールに関して言えばそこまで目を見張るような感動があった訳ではないけれど、ブルワリー全体の熱気やインテリアなどの佇まい、程よく力の抜けた空気感など全部ひっくるめて、ここの醸造所の個人的な総合点はかなり高めかな。

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赤ちゃんやペット同伴でも全然OKなオープンな雰囲気があるので、日本から友人ファミリーが来た時に必ず一緒に訪れたいなと思わせるブルワリーでした。

The Grifter Brewing Company

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