アデレードの台所 CENTRAL MARKET(セントラル・マーケット)| ADELAIDE

アデレード市街のほぼ中央に位置する「ADELAIDE CENTRAL MARKET(アデレード・セントラル・マーケット)」は、地元民の食を支える「アデレードの台所」的な存在。生鮮食品だけでなく南オーストラリア産のワインやオーストラリアらしいオーガニック商品など、お土産ショッピングにもオススメなマーケットです。

CONTENTS

アデレードの台所【CENTRAL MARKET(セントラル・マーケット)】

碁盤の目状に広がるアデレード市街地。その中央にある広場「VICTORIA SQUARE(ヴィクトリア・スクエア)」から徒歩2分の「ADELAIDE CENTRAL MARKET(アデレード・セントラル・マーケット)」は1869年にオープンした歴史あるマーケットで、屋内の生鮮食品を扱うマーケットとしては南半球で最大の面積を誇ります。

また創業150年を迎え、同じ場所での継続営業としてはオーストラリア最古です。規模的にはメルボルンにあるQUEEN VICTORIA MARKETの方が断然大きいような気もしますが、あちらは屋外のマーケットとして南半球最大だそう。

アデレード・グルメを食べ歩き

コンパクトなアデレード市街地の中央にあるので、どこからでも徒歩15分以内とアクセス抜群。フラッと朝食を食べたり気軽にコーヒーを飲みに来ることができます。朝ここに来て美味しいものをいっぱい食べたら、何だかいいスタートが切れそうです。

8,000㎡の敷地内には70以上のお店が軒を連ね、野菜や果物、お肉やシーフードなどの生鮮食品をはじめ、アデレードらしくワインやチーズ、コーヒーやペイストリーが並んだベーカリーなど美味しそうな食べ物が並びます。

チーズ専門店【SAY CHEESE

地元南オーストラリア産と世界各国のチーズ200種類以上を取り揃えたチーズ専門店「SAY CHEESE」。同じレーンにも老舗チーズ店「SMELLY CHEESE」も並んでいるので、チーズ好きにはたまらないエリアです。

ハード、セミハード、フレッシュ、ウォッシュ‥‥様々な種類のチーズが並んでいて、何を選んでいいのか目移りしてしまうはず。試食もやっているので気になるものがあれば店員さんに聞いて、どんどん試食してみましょう。

オリーブとワイン【OLIVE TREE

THE OLIVE TREE」は南オーストラリア産のオリーブ専門店で、オリーブオイルやマリネ、更に南オーストラリア産ワインも扱っています。ワインとおつまみが一度に手に入るなんて贅沢な空間です。

マーケット内には他にもサラミや生ハムを扱うお店もあるので、ワインと生ハム、オリーブとチーズをホテルでいただくのも楽しそう。ワインバーのような完璧なチーズ・プラッターが完成です。

スイーツ / ペーストリー【PROVIDORE

甘くて美味しそうなクロワッサンやマフィン、ペイストリーがショーケースに並ぶスイーツ専門店「PROIDORE」。店先にあるチョコレート・ファウンテンからはチョコレートが湧き出ていて、周辺には甘い匂いが立ち込めています。美味しそう♡

アルジェリア料理【LE SOUK

マーケットで一際目立つ外観のこちらはアルジェリア料理専門店の「LE SOUK」。アルジェリア出身のオーナーのAZOUさんは、元遺伝子学者という変わった経歴の持ち主。8年前にアデレードに移り住んでからこのレストランを切り盛りしています。

とてもフレンドリーなAzouさん。「僕とデートしない?」と言って一粒のデーツをくれます。デーツはアルジェリアでは最大級のホスピタリティの証なんだとか。朝から親父ギャク炸裂だなと思いつつも、意外にいい話で何だかホッコリしました。

店頭に並んだ大きな鍋で仕込まれているのは、人気のランチメニュー「アルジェリア風パエリア」。大きな鍋で豪快に野菜を炒め、お米とスープを投入、そこから漂うスパイシーで美味しそうな香りに食欲が刺激されます。

定番料理のクスクス料理やCHAKCHOUKA(Shakshouka / シャクシューカ)が人気の朝食メニューらしく、私がお店にいる間もシャクシューカをオーダーするお客さんが後を絶ちません。

因みにオーストラリアのカフェでもよく見かける「シャクシューカ」ですが、イスラエル料理だと思っていたら元々はアフリカ料理だそう。モロッコ料理だと思っていたクスクスも、よく考えたらアルジェリアとはお隣同士でした。色々勉強になります。

Le Souk Spice Trio 2($35.00)

こちらはお店の料理に使われている、独自のレシピで調合されたオリジナルのスパイス。1番のオススメはCoriander Saltで、オリーブオイルに溶かしてパンにつけるだけで抜群に美味しいとか。私はこれにDukkahとZa’atarが入った3つセットを購入しました。

GREEN TEA WITH SAFFRON($4.00)

高く掲げられたポットから注がれているのは、お馴染みのモロッコ・ミントティー。お茶が泡立って空気が入ることによって、まろやかで柔らかい味わいになるそうです。

トリップ・アドバイザーのトラベラーズ・チョイスにも選出されています。

忙しそうに働きながら、その作業に合間に通路を通り過ぎる人達にもどんどん声を掛けて行きます。そんなフレンドリーでホスピタリティの塊のようなAzouさんに会いに、是非Le Soukに訪れてみてください。

オーガニック製品をお土産に

旅行で訪れた場合、生鮮食品を購入する機会はあまりないかもしれませんが、マーケットには日用品や生活用品、オーガニック専門店など個性的なお店もあります。ワインの銘醸地アデレードならではのワインやチョコレートはお土産にもバッチリです。

オーガニック・ショップ【HOUSE OF HEALTH

2020年12月にオープンしたばかりのオーガニック・ショップ「HOUSE OF HEALTH」は、オーガニック、ヴィーガン、グルテンフリーはもちろん、サステイナビリティにもこだわったお店です。

野菜や果物、食料品や調味料、スイーツから生活用品までこだわりの商品が一気に揃います。オーストラリアにはこういったナチュラル系のお店が多いけれど、ここは置いてある商品の種類も豊富なので見ているだけでワクワクします。

カラフルなエナジーボウルやRaw Cake

小さな粒に栄養がギュッと詰まったエナジーボウルは、ローでヴィーガン、グルテンフリーでシュガーフリー。熱を加えず栄養価がそのまま摂れるので、ギルトフリーなおやつとしてもいいですね。見た目もカラフルで気分も上がります。

定番のナッツや穀物、シリアルやグラノラなどの量り売りコーナー。シドニーにも量り売りのお店は結構ありますが、色々なものがありすぎて毎回目移りし、結局定番のものを毎回買ってしまう‥‥っていうのは私あるあるです。

その場でピーナッツやアーモンドを潰すナッツバターはよくあるけれど、醤油やタヒニ(ごまペースト)などの調味料の量り売りは珍しいのでは。市販の調味料よりもかなりリーズナブルだそう。容器の瓶は持ち込みもできるし、お店でも販売しています。

このお店で一番面白かったのが、トイレタリー系の量り売りのコーナー。ベニヤ板が貼られた壁に蛇口が並んでいて、シャンプーやリンス、ボディシャンプーや洗剤などを購入できます。自分のお気に入りの容器に詰めればバスルームもスッキリするし、とにかく陳列方法がシュールで可愛いです。

実はSA州では、2021年3月1日から使い捨てのプラスティック製品配布が全面禁止になったそう。量り売りや持ち込みを推奨して、このお店でもゼロウェイストを目指しています。シドニーでもレジ袋有料や、持ち帰り用の皿やカトラリーにプラスティック製品を使わないお店も増えていますが、SA州の「全面禁止」ってかなり気合い入ってますね。

日本では購入できないようなオーガニック商品が並ぶこちらのお店で、ウェルネス好きの方へのお土産を探してみてはいかがですか?少なくとも私はここの商品をもらったら嬉しいです!

多文化な食と生活を知れる場所

毎年950万人以上の観光客が訪れるという人気観光スポット「セントラル・マーケット」は、バラエティ豊かなストールを回って新鮮な食材を手に入れるだけではなく、多様な民族が暮らすオーストラリアの歴史や文化を感じることができる場所です。

すぐ隣にはチャイナタウンもあり、アデレード有数のグルメなエリアでもあります。今回時間があまりなかったので全然回りきれていませんが、バラエティ豊かなストールが並ぶマーケットで「アデレードの食」を体感しましょう。

Special Thanks to Tourism Australia

ADELAIDE CENTRAL MARKET

PLEASE SHARE THIS POST ♡

コメントする

9 − three =

CONTENTS