街がカラフルに彩られる光の祭典「VIVID SYDNEY 2017(ビビッド・シドニー)」| CBD

6/12はQUEEN’S BIRTHDAY(クイーンズ・バースデー)ということで祝日だったシドニー。現在冬の風物詩である南半球最大の光の祭典「VIVID SYDNEY(ビビッド・シドニー)」が絶賛開催中なので、シドニーの街中はカラフルにライトアップされています。

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南半球最大の光の祭典「VIVID SYDNEY(ビビッド・シドニー)」

VIVID SYDNEY(ビビッド・シドニー)は、毎年冬のこの時期に行われる光と音とアイデアの祭典です。世界中からアーティストやクリエイターが集結し、サーキュラーキー周辺を中心としたシドニー各地で光や音の様々なイベントが催され、カラフルに街を彩ります。今まで開催期間は2週間程度でしたが、2017年から23日間に延長。更に場所もシティ中心だけでなく、ノース・シドニーやタロンガ・ズーにまで拡大し、パワーアップしています。

6/12はQUEEN’S BIRTHDAYということでシドニーは祝日。因みにWA州では州独自の祝日と重なるので、9月の最終月曜日になるとか。オーストラリアでは州ごとに祝日が異なることがあります。超面倒臭いですね。

毎年6月の第2月曜日が祝日になりますが、実際イギリスのエリザベス女王の誕生日は4/21だそう。元々イギリスでも4月よりも天候が良い6月の方がいいってことで、セレブレーションなどの公式行事はこの時期に行われるようです。日本で天皇誕生日を変えるなんてまず考えられないので、かなり適当で笑えます。

そんな祝日の今日は久しぶりに天気も良かったので、以前チラッとご紹介したVIVID SYDNEY 2017に行って来ました。

MARTIN PLACE(マーティン・プレイス)

ちょうどシティショッピングに行っていたので、帰りにここマーティンプレイスからスタートしました。

これは映画「MATRIX」で赤いドレスの女性が出てくるシーンでも有名なLLOYD REESの噴水。オーストラリア出身のアーティストが、NSW州の州花である「WARATAH」を赤い光で表現しています。

マーティンプレイスでも一際目立つキノコ型のアイコニックなビル「CTA」に自然やカエルをモチーフにしたプロジェクションマッピングが映し出されるのは「URBAN TREE 2.0」です。

このビルは周りのオフィスビルと一線を画していて、その有機的なデザインが個人的には結構好きなんですが、まずカエルが超苦手ということと、映し出されるアニメーションが安っぽくてちょっとガッカリ。一応コンセプトとしてはビルを木に見立てて、自然回帰というメッセージがあるようです。

CIRCULAR QUAY(サーキュラー・キー)

VIVID SYDNEYの中心地ということもあり、サーキュラー・キーはものすごい人で賑わっていました。

フェリーターミナルの辺りは人が多く交通規制もされていたので、ハーバーブリッジ、オペラハウス、オーストラリア現代美術館全てを見渡せるCAHILL EXPRESSWAY LOOKOUTに上がってみました。

CAHILL EXPRESSWAY(ケーヒル・エクスプレスウェイ)

文字通り、高速道路の脇の展望スペースで横をビュンビュン車が通りますが、とっても見晴らしがいいですCIRCULAR QUAY駅の東側に上に上がるエレベーターがあります。ここは下のサーキュラーキーよりも全然人がいないですし、ベンチのあるスペースもあるのでオススメです。

こちらがオペラハウスのプロジェクションマッピング。もう少しポップなものを想像していましたが、今年のプロジェクションマッピングは意外に生々しく、ちょっとグロテスクな印象です。

映し出される映像が脈打つ心臓などの内臓系、ちょろちょろと動いたり無数に伸びる触手系などなど。オペラハウスの外観が甲殻類を想像させることから、ナウシカに出てくる王蟲(オーム)っぽくてちょっと苦手でした。

BARANGAROO(バランガルー)

近年絶賛再開発中のバランガルー地区。サーキュラーキーとダーリングハーバーに挟まれた倉庫街だったこの地域でも、VIVIDが開催されていました。

こちらは「WHAT LIES BENEATH」という移動式のインスタレーション。まるで深海を彷徨っているかのようにオフィスビルの間でフラフラ動き回る彼らがすごくシュールで笑えます。

こちらは「MIGRATION」というマンタを使ったインスタレーション。水面の揺れが地面に青く映し出されて、寝っ転がって泳いでる子もいますね。

THE ROCKS(ロックス)

最後はSNSで見てどうしても行ってみたかった「UNDER MY UMBRELLA」へ。

小道に大量の傘が並んでいるインスタレーションで、写真を見てカワイイ!行ってみたい!!と思っていました。

ですが、近くで見ると吊るしているパーゴラやらワイヤーやらが白いので丸見え。下からの見上げでも傘の並びも微妙なので、写真を撮るにも何かしら写り込んでしまいます。せめてパーゴラを黒く塗るなどすれば目立たないのにな〜なんて思いながら、ちょっとがっかり。もっと素敵になるのに残念;

久々の天気の良い夜だったので混んでいるだろうなと覚悟して参加しましたが、連休の最終日ということもあって比較的空いていた印象です。

一部の場所しか行っていませんが、初めてVIVIDを見た感想としては‥‥「意外にショボいかも?」という印象。
実際に周りからも「去年の方がすごかった」という話を聞きます。今年になって色々な地域でイベントが行なわれているようですが、開催地が点在してしまったことで広く、浅く、薄くなってしまったのかもしれません。

2017年のVIVIDはいよいよ6/17(SAT)で終了します。本当はノースシドニーからライトアップされたサーキュラーキーがどんな風に見えるかも興味あるので、もし時間があれば今年、無ければ来年またチャレンジしたいと思います。

VIVID SYDNEY

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