初期のピカソ作品が楽しめる MUSEU PICASSO(ピカソ美術館)| BARCELONA

スペインを代表する画家パブロ・ピカソが青年期に住んでいたバルセロナにある「 MUSEU PICASSO(ピカソ美術館)」は、「青の時代」までの青年期の作品が多く展示されている美術館です。展示作品や歴史ある建物ももちろん、美術館があるゴシック地区も趣がある素敵なエリアなので散策がてら訪れました。

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バルセロナにある「MUSEU PICASSO(ピカソ美術館)」

「ピカソ美術館」と言えばパリにあるものが有名ですが、実はピカソが青年期に過ごしたバルセロナのゴシック地区(旧市街)にもあります。ピカソはアンダルシア地方のマラガで生まれ、美術学校に入ってからパリに移り住むまでの8年間をここバルセロナで暮らしていました。

美術館があるゴシック地区は、ローマ時代の城壁で囲まれた中心部とその周辺集落が残った旧市街です。石積みの壁に挟まれた迷路のような路地が印象的なエリアの中にあります。

美術館があるMontcada通りはお屋敷街だったそうで、古い邸宅跡が並んでいます。大きな看板はないので、Googlemapが無かったら見過ごしてしまうくらい小さな入り口です。初日ということもありほぼノープラン。 「Casa Milà(カサミラ)」を見学した後遅めのランチを食べて、「じゃあピカソ美術館行っちゃう?」ということで急遽訪れました。

訪れたのは15時頃だったのでそこまで長い列ではありませんでしたが、予めネットで日時を決めて予約をすると並ばずに入れます。夏休みなどの時期は外の通りまで行列ができる程並ぶそうです。

チケットは常設展のみで大人€12.00、日本語のオーディオガイドが€5.00。この時は写真関係の特別展を開催していましたが、特別展の入場も追加すると料金が変わります。毎月第一日曜日の終日、毎週木曜日の18時以降は無料だそうですが、その時は更に混雑するみたいです。

ピカソ「青の時代」までの作品を展示

ピカソ美術館ではピカソが「青の時代」を迎えるまでの青年期の作品を中心に約4,000点以上を所蔵していて、後の作風を形成する上で重要な時代の作品だそうです。

「ゲルニカ」のような超有名作品はあまりありませんが年代順に展示されているので、「少年期のデッサン」の半端ない画力や、時代によってガラッと変化する画風などがを実際に見ることができて、ピカソのルーツを辿る旅のようでなかなか面白かったです。

ピカソの絵画もそうですが、14世紀のタウンハウスだったという館内もかなり素敵でした。中庭でさえも趣があって歴史を感じます。かなり写真を撮りましたが、残念ながら作品が写っている館内写真のネット掲載は固く禁止されています(フラッシュを焚かなければ撮影自体はOK)。

館内のミュージアム・ショップには写真集やポストカードだけでなく、ピカソらしいカラフルでポップな商品もたくさんあります。ビビットな色合いが印象的な「帽子をかぶった女の胸像」の絵画はこの美術館にも展示されていました。

ピカソと言えばボーダー」ということで、ボーダーのロンT「バスクシャツ」やスカーフ、水筒、スタイ(よだれ掛け)までありました。スタイはカワイイのでお土産にも喜ばれそう。

美術館の並びにあるお土産屋さんには、カタルーニャ地方伝統の排便人形「カガネル」のピカソ版もありました。クリスマスのオーナメントとして使われていて、その年に話題になった人物やキャラクターがカガネルになるそうです。

美術館自体はそんなに大きくはないので、大体1〜2時間で回れます。誰もが知っているピカソの美術館ですし、建物もかなり素敵なので、ゴシック地区巡りの一環で立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

MUSEU PICASSO

Carrer Montcada, 15-23, 08003 Barcelona
TEL:+34-932-56-30-00
OPENING HOURS:
MON:10:00am – 5:00pm
TUE – WED:9:00am – 8:30pm
THU:9:00am – 9:30pm
FRI – SUN:9:00am – 8:30pm

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