【シドニー・アート巡り②】木製エスカレーターのインスタレーション INTERLOOP(インターループ)| CBD

シドニー・シティに点在するフォトジェニックなパブリック・アートの数々をご紹介しています。今回はシティレール「WYNYARD(ウィンヤード)」駅にあるダイナミックな木製エスカレーターのインスタレーション「INTERLOOP(インターループ)」です。

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WYNYARD(ウィンヤード)駅にあるインスタレーション

シドニーCBDの中心地にあるシティレールの駅「WYNYARD(ウィンヤード)」。その駅構内にあるダイナミックなインスタレーション「INTERLOOP(インターループ)」は木製エスカレーターを使った作品です。

場所はYORK STREET(ヨーク・ストリート)に出る改札口脇、EXIT 3に上がるエレベーターの麓に広がっています。

WYNYARD駅は現在カジノやオフィスビルなど絶賛大開発中のBARANGAROO(バランガルー)エリアに一番近い最寄駅です。(現在並行してシドニー・メトロのバランガルー駅も新設中)

こちらの近未来的な雰囲気が漂う地下通路は携帯電話のCMでも使われています。BARANGAROOが第二のオフィス街として急成長中いうこともあり、老朽化した駅舎の開発が急ピッチで進められていますが、2019年現在未だ工事中です。

90年前の木製エスカレーターを使ったアート作品

元々駅で使用されていた1930年代の古い木製エスカレーターは老朽化や火災の危険性などから解体を余儀無くされましたが、2016年に解体された時点で世界でわずか7つしか残っていないものだということが判明。

そんな貴重な歴史遺産を残そうと、アーティストのChris Foxによって新たな形へと生まれ変わったのがこちらの階段の段板を使用した作品です。長さ50m、全部で244枚もの踏み板が使われており、中央で光っている照明がキラッと光る目のようで、まるで羽を広げた怪しげな怪獣に見えます。

WYNYARD駅再開発の目玉プロジェクトとして発表されたこちらの作品は、2017年12月に発表された当初はエレベーター下という場所にも関わらず立ち止まる人が後を絶たなかったそう。

今の新しい近未来的な装いのなかに、当時の面影を残しつつ新しいものとしてアートに昇華しています。シドニーの歴史と最新のデザインを体感しに訪れてみてはいかがでしょうか。

INTERLOOP

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