美味しいカフェがたくさんあるシドニーには、豆を独自に焙煎するこだわりのロスタリー・カフェがたくさんあります。MECCA（メッカ）はグリーン・スクエア図書館の近く、倉庫街のアレキサンドリアにある自社の焙煎所を持つ人気カフェです。
人気ロースタリー・カフェ「MECCA ALEXANDRIA（メッカ・アレキサンドリア）」
MECCA（メッカ）は2005年シドニーCBDで創業した小さなカフェ。使用するコーヒー豆は契約農家から直接買い付け、生産過程や地域貢献などフェアトレードにこだわっています。シティの一号店はCBDのど真ん中のKING STREET沿い、THE GRACE HOTELの1Fにあります。
そのMECCAの創業10周年を記念して、2014年にロースター（焙煎工場）兼、本社としてオープンしたのが、こちらのALEXANDRIA（アレキサンドリア）店です。リノベーションした古い建物（何と元「brothel」だったとか?!）の白と薄いグレーのブロック壁に、ドアフレームの鮮やかなブルーが爽やかな外観です。
開放感ある気持ちの良いインテリア
ガラスのドアから中に入ると、客席部分は吹き抜けの開放的な大空間が広がっています。
ところどころペンキが剥がれたブロック壁、いい感じに味が出た木製のトラス梁、木と華奢なスチールの家具、天井で回っているシーリングファンまで、何か特別なことをしている訳ではないのにいい感じに力の抜けたインテリアです。
インテリアはCORNERSMITHなどを手掛けたSMITH AND CARMODYが手掛けているので、「何もしていない」訳ではなく「エフォートレスに見せている」だけで、全て計算の上に成り立っているんでしょうね。
店内の奥にはロースター（焙煎所）、カッピング（試飲）ができるトレーニングスペースも併設しています。
ガラス窓や天窓（後から空けたと思われる）などが点在しているので、店内は意外と明るく爽やかな空間です。2Fにはトイレとオフィスがあり、踊り場からカフェ全体を見渡せます。
窓から入る光と床のブルーとホワイトのタイル、大きなテーブルと飾られたらスティックな植物の対比がとても絵になります。全体的に居心地の良いリラックスした雰囲気です。
自家焙煎のこだわりのコーヒー
カフェの裏にある焙煎所で、季節ごとに旬な豆を使用し、バランス良く配合を変えています。以前ご紹介したSURRY HILLSにある「RUSTIC PEARL」を始め、シドニーのあらゆるカフェにも豆を卸しています。
コーヒー豆は豆の種類ごとに可愛いカラフルなパッケージが付いています。今回飲んだFLAT WHITEなどのホワイトコーヒーで使用しているHOUSE BLENDも購入可能です。
SOYA FLAT WHITE（ $4.50）CAPPUCCINO （$4.00）
エスプレッソ・ベースのミルクコーヒーから、フィルターコーヒーまで楽しめます。ほんのりした苦味と独特の酸味がある美味しいコーヒーでした。
ボリューム満点のランチ・メニュー
CHIPPENDALEの人気店・BRICKFIELDのケーキやペイストリー、パンを使用したサンドイッチから、ローストポークやフライドチキンまで、フードメニューも充実しています。
THE BAE ROLL（$16.00）
何枚も重ねられたベーコンと半熟の目玉焼きが、もっちりしたチャバタに挟まれたサンドイッチ。たっぷりのベーコンと卵だけでなく、しっとりして噛み応えのあるチャバタがかなりボリューム満点の一品です。
ROASTED CAULIFLOWER SALAD（$17.00）GF / Vegan menu
シドニーに来てよく食べるようになったロースト・カリフラワー。香ばしいカリフラワー、カリカリに揚げたひよこ豆、甘酸っぱいザクロが口いっぱいに広がります。さっぱりした爽やかな中に、ハムスのコクのバランスが良いサラダです。
通常ブランチやランチ時は人で溢れ席もいっぱいみたいですが、この日は閉店ギリギリの遅めのランチだったので、ラッキーなことにお客さんも少なくのんびりできました。スタッフの人もとてもフレンドリー。のんびりしたい昼下がりに訪れるにはオススメのカフェです。