ビジュアル・アーティスト PIPILOTTI RIST(ピピロッティ・リスト)展 | MUSEUM OF CONTEMPORARY ART(オーストラリア現代美術館)

ビジュアル・アーティスト PIPILOTTI RIST(ピピロッティ・リスト)展 | MUSEUM OF CONTEMPORARY ART(オーストラリア現代美術館)

たまたまインターネットで見た展覧会の広告がポップでカラフルでとても可愛らしかったので、MUSEUM OF CONTEMPORARY ART(ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート / 現代美術館)で開催されているPIPILOTTI RIST(ピピロッティ・リスト)の展覧会『SIP MY OCEAN』に行ってきました。

 

 

■MUSEUM OF CONTEMPORARY ARTとは?

MUSEUM OF CONTEMPORARY ART(通称MCA)はサーキュラー・キーにある現代アート専門の美術館です。ロックスやオペラハウス、ハーバー・ブリッジのような主要観光スポットからも近く、ハーバー・サイドという絶好のロケーションにあります。


元々は1950年代に建設された海軍の施設だった建物が現代美術館として1991年にオープンし、更に約20年後の2012年にこちらのモダンな新館が増築されました。新館と旧館は内部で繋がっており、エントランスやカフェなどは新館の方に、展示スペースの多くは休館の方に位置しています。


オーストラリアの公営美術館は入場が無料な所が多く、ここMCAも常設展に関しては無料で鑑賞することができます。フラッシュ無しであれば写真撮影もOKだったりするので、皆写真を撮りまくってSNSにシェアしたりしていて、かなり身近にアートに触れている印象を受けます。

 

 

■ビジュアル・アーティスト PIPILOTTI RIST

PIPILOTTI RISTはスイス人で、映像や光、音楽を融合させたインスタレーションやプロジェクションマッピングの作品を発表しているビジュアル・アーティストです。


彼女の作品はビビッドな色使いが特徴で、壁一面に忙しなく動くカラフルな映像はまるで万華鏡のようです。皆、寝転がって映像に見入っています。


この部屋はベッドが至る所に並んでいて、葉っぱ型にくり抜かれた天井部分に水中の映像が投影され、室内には水音と音楽が流れています。

室内が暗く重苦しい雰囲気なので、まるで自分が水の底に沈んでいるような重力さえ感じます。


こちらはよく見ると大小様々なパンツが掛かっている、さながら『パンツのシャンデリア』。プロジェクション・マッピングによってクルクル表情を変えていきます。うーん、シュールですね。


真っ白なテーブルクロスやナプキン、お皿もプロジェクション・マッピングによって色を変えていきます。コレがあればカラフルな食器はもう要らないかも?!


床に小さな穴が空いていて、その穴を除くと女性が「助けてー!」と叫んでいました。うーん、これもかなりシュールですね。

こちらは窓に赤いフィルムと青いフィルムがただ貼ってあるだけなんですが、色が変わるといつも見ている外の風景も、映画に出てくるようなディストピアのように見えてくるから不思議です。

行く前はもっとカラフルでポップなだけの作品なのかなと思っていたのですが、彼女の映像作品は少し官能的で、ある意味生々しいというか、何か性(生)的なものを感じました。また、キレイなものの後にはそれを壊すような少々グロテスクな描写があったりして、少しブラックな部分も感じます。


映像を見たり音楽を聞いたりするだけではなく、空間に入って触ったり座ったり寝転がったりすることで実際に体感して、五感全てに働きかけるような展示は、見ていて飽きないので結構楽しめました。子供達もベッドではしゃいだり、映像を追いかけていたりしていて、何の気負いも無しに気軽にアートを楽しんでいたようです。

 

 

■常設展は無料です

PIPILOTTI RISTの特別展示の後は、『MCA COLLECTION』を鑑賞しました。こちらは常設展なので、期間関係なくいつでも楽しむことが出来ます。

とても大きな現代アボリジニ・アートもありました。

壁一面を使ったダイナミックな展示が多かった気がします。美術館には珍しく、窓も多く開放的な雰囲気なので、大きなアートがとても映えますね。

私が気に入ったのはこちらの1Fで開催されていた『HILARIE MAIS』というアーティストの展示。

木製のグリッドを何層にも重ねて色づけしたものですが、全体的なトーンや色合い、レイヤーがバリエーションに富んでいるので、見る位置によって見え方が変わって面白かったです。まるでテキスタイルのようで、とても素敵でした。

 

 

■美術鑑賞の後はカフェへ

4FにあるMCAカフェは以前もご紹介した通り本当にオススメなので、是非足を運んでみて下さい。この日もMCAカフェには行ったんですが、既にクローズしていました。本当に残念。


PIPILOTTI展が開催されている間は、本館のカフェでも『COLOUR FIELD』というポップアップ・バーが開設されているみたいです。


因みに今回はROCKSのLE RENAISSANCE PATISSERIEに行ってケーキとコーヒーを頂きました。

PIPILOTTI RIST展は2018年2月18日まで開催しているみたいですが、常設展は作品数も多くないので時間を取らずに鑑賞することができます。サーキュラー・キーやロックスにお越しの際は是非、MCAに訪れてみてはいかがでしょうか。

 

 

<この記事は旅行マガジンtripnoteにシドニー美術館特集として掲載しているので、是非チェックして見てください>

 

MUSEUM OF CONTEMPORARY ART AUSTRALIA
140 George Street, The Rocks 2000 NSW
*MON – SUN:10:00am – 5:00pm (WED -9:00pm)


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